3Dで作成して(モデリングしてレンダリング)2Dレタッチで完成させるのが当社の基本作業です。
で、3Dだけの時点ではアングルの確認等や変更が容易にできる事がメリットですから今の時代では欠かせない方法かと思っております。(昔は手描きですから、殆どが一発勝負的で最初から凄い時間を要したもんです)
さて、では2Dが必要かと云えば・・最終的には(将来的には)3Dで全てが完成するのが一つの理想かと感えもしますが・・・
現時点ではイメージした色や表現(光源)等で、不可能とは云わないですが、かなりの技能と時間を要するのが正直なとこではないでしょうか。
そこで、2Dによって感覚的な処置を加えたり調整をしてイメージを膨らますように表現していくのです。(まっ、あくまでも私個人の拘りでも有りますが)
一つの例をあげますと
これは某商業施設の内部のイメージパースです。まづ3Dの指定色やテクスチャーを入れてレンダリングした画像。
これでも良いじゃないって方もおられると思いますが、私的には・・・・
(勿論、最終イメージに対する正確な光源や種類や色が決定していれば3Dでも同じような表現が可能かと思いますが、初期図面と資料では難しい)
で、細部の納まりに陰影を加えたり、色味の調整、さらに、今回のキモであるライティングにアート的要素を加えて仕上げてみました。この不確定要素を画面を観ながら感覚的に(絵を描くように)確認しながら作業できるのが2Dのメリットであり特徴でしょうか。
此の差をどう見るかは様々でしょうが、これがカオスの作品になります。