前回の続きで有りますが、本筋に入る前に背景等を整理したいと思います。まだまだ矛盾等も有り決定では有りませんが、とりあえず設定しておかないと先に進めないので・・・

 

(仮)アウトマンの疑問と背景。

1 子供の星は 何故に子供しかいないのか。また、どこまで子供なのか。

正確には大気中のB物質(生命に危険はない)による遺伝子異常が肉体的な成長を停止させた状態であって、見かけは子供のまま精神的には相応に成長する。

移住してきた当時の地球人は大人や子供など様々であったが10年の時をかけて子供の形態は統一されていった。これが第一世代。

成熟期になると生命の危険はないが、大人と子供の心が同居する不安定な状態でも有る。

(無限の想像力と豊な感性を有する反面、幼稚く野蛮な側面もあり、時には億病にも似た行動をとるなど軽度の躁鬱病に近い性格も有する。)

 

2 子供なら繁殖はどうなる。

生まれて約20年で通常の人間のような繁殖が可能。その時期には身体の一部に(特定の場所ではない)オレンジ色の斑点が発生する。

しかし、その能力は弱く時期も短い。(個人差有り)

 

3 子供の寿命は

繁殖能力が弱くなった事が原因かは不明だが平均130年と比較的長寿で有るし、なかには極少数だが、永遠の生命を持つ者もいる。

 

4 この星の始まり

地球より10億年程古いと思われるが詳細は不明。

 

5 地球との関係

この星は、地球人類が光速以上(ワープ航法)の宇宙飛行を可能にしたxx世紀末期、巨大隕石激突が地球に迫る事が判明した際の人類の移住先としての候補の一つだった。

隕石発見から8年後に本格的な宇宙への大移動が始まるが、約90%の人類は地球と共に滅亡)

 

6 国の始まり

地球を脱出した移住船グループの一つで有るアースパドス号他1000隻が、約1万年の長い旅のすえに移住してきた15万人程の地球人が基礎を築いた。

 

7 言葉や文字は(ときおり、英語が混じっているのは何故)

元は多国籍の集まりで、その際の標準語が英語だった。

今では、英語を中心に複数の言葉が混合し変化して現在に至。

 

8 文明の発展程度は

もとより進化した人類が移住してきたので高い文明を持っていたが、この星では地球で使用した化石資源等がなく、鉄やアルミ等の資源にも乏しい事、さらには

唯一の太陽エネルギー装置を主権争いの戦争で消失してしまった後での構築となった為に、無限エネルギーを持つ鉱石、ポーキンモンド発見までの100年程は原始時代に近く、

さらにはB物質の影響による肉体的な成長退化等による混乱で、移住後約500年の現在でも地球歴で云う17世紀から18世紀頃の文明に近いとされる。

 

9 この星の環境は

地球に良く似ているが、B物質(先住民の文明発展途上に生まれた人工的な物質で詳細は不明。先住民については別参照)によって地下資源が殆ど消失し再生しない環境。太陽エネルギーは使用可能だが

地球での秋期に近い気候が長く、極寒の冬が短期間では有る為に恒久的なエネルギーとしては弱い。幸いにも植物はB物質での悪影響はなく木材と小石等での建築が主で文明の基礎でも有る。

全人口は先住民の生存者1名と現在の移住地球人は約15万人(大戦や、その前後の混乱で大きく人口を減らしたが現在では緩やかに増加傾向に有る)

食料は主に農作による物が多く、食用となる小動物(野生と家畜を含む)と汚染度が少ない海や川などからの魚介類でまかなっている。

 

10 この星の名は

先住民によって希望の星「ナイン」と名付けられていた。(先住民は言語がなくイメージで伝えるので発音は不明)

移住地球人は、この星に降り立った時を元年とする「ナイン歴」を暦としている。

 

11 そして現在は

移住人類によって7年続いた第一次ナイン大戦後(ナイン歴29年)で大きく4つの体制に分裂した。

a、自衛の為に同行していた軍隊組織の隊長が率いる主力軍隊グループ

b、その軍隊から分裂した筆頭参謀が率いる第二軍隊集団とも云えるグループ。

c、武力を否定する平和主義のグループ。(大多数の農民等の一般市民および少数の科学者、文化人で構成する)

d、そのどれにも属しない小グループ。(科学者等の文化人を中心としたと少数の一般市民で構成する)

aが「マッサ帝国」となり、bが「クォーカフ共和国」、cが「モクトーマ王国」であり残りのdが44の小国に分かれた。

「マッサ帝国」は

第一防衛陸軍の隊長、マッサ大佐が率いる軍国主義国で、将軍を経て皇帝となった「マッサ」一族が支配している。食料が豊富な森林が多い大陸の南に位置する。

ナインで最初に独立を宣言した「国」で有る。

古い武器が多いが兵力の破壊力では最大で有り、知力、技術で勝る「クォーカフ共和国軍」と互角以上に戦える力も持っている。その最大の武器は、他にはない空軍を要している事である。

※その空軍とは、移住した際に持ち込まれていた調査用小型ジェット機を改造したのが初期型で、現在ではポーキンモンド鉱石を燃料にした12機所有。(改造したのはオーバ少佐グループの科学者達)

現在の皇帝は「マッサ4世のライダック・マッサ」

「クォーカフ共和国」は

傲慢で残酷なマッサと対立した知性派のオーバ少佐が、軍隊内の反マッサ同士で組織したクォーカフ正規軍が元となり構築され、唯一の大統領制で大陸の北に位置する国で有る。

最新技術の軍隊を持つ事でマッサ帝国からの防衛としながらも、さらにはナイン星を他の星からの侵略等から守護する唯一の国として豪語している。

現在の大統領オーバ血筋をひく「第10代大統領リナル・オーバ」。

※「クォーカフ」とは正規軍の結成当時に生まれたオーバの長男の名で未来を託す意味がある。その「クォーカフ」が休戦時に本格的な国の基礎を構築した第2代大統領

「モクトーマ王国」は

第一次大戦中に逃げ惑う一般民衆等を守った「モクトーマ王族」の血をひく「ベリアス」を慕うブループで結成された国で、唯一軍隊を持たない平和主義国家。

伝説のベリアス公から数えて5代目にあたる「バジル・モクトーマ王女」の元、大陸の中央に位置する。

初期の時代では休戦する北、南の2大国が興味を持たないほどに貧困な山岳地であったが、中央に鎮座するポーキン連山から万能エネルギーを発生するポーキモンド鉱石を科学者グループが発見してからは

巧みな貿易交渉にて経済的に発展。ナイン1の裕福で平和な国となる。

しかし、そのポーキンモンド鉱石が大戦で疲弊した2つの軍事国家の武力を復活させてしまった事は政策の過ちであった。

そして、ついに「ナイン歴511年」、「マッサ帝国」がエネルギー資源奪取の為に「モクトーマ王国」侵攻を開始、第二次ナイン大戦の口火を切った。

 

長くなりましたが、おおよそのイメージが出来たかなっと。現時点で疑問や他のアイデアが有れば御指導頂ければ助かります!

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